糖質を制限するとなぜ痩せることができるか?
血糖値を左右する糖質
糖質は体内に入り吸収されて、ブドウ糖に変化し血液に入っていきますが、血液中の糖質量を表示する血糖値になります。この血糖値が上昇すると、血糖値を正常値まで下げるインスリンというホルモンが分泌します。しかし、インスリンは血糖値を下げる代わりに脂肪を貯め込む性質があります。さらには、脂肪の分解を抑制してしまうために、血糖値を上げすぎるとインスリンの働きにより、太りやすく、痩せにくい体になります。
糖質はなぜ痩せることができる?
一般的に糖質を摂りすぎることで、太りやすく痩せにくい体質になってしまいます。このことは、実は糖質を制限することで、太りにくく痩せやすい体になれることなのです。
そして、糖質制限ダイエットをすることで痩せることが出来る理由の一つに、カロリーの高い炭水化物の摂取をコントロールすることから、結果的に摂取カロリーを抑えているダイエット法でもあります。
カロリーを抑えることはダイエットの基本でもありますが、消費するカロリーよりも摂取するカロリーを低くすることで、その分の脂肪を燃焼させる方法なのです。
では、この摂取カロリー抑える方法を、糖質制限中にすると一体どうなるのでしょうか?糖質制限ダイエットは、通常の生活と比較して脂肪をため込みにくい体になり、また、脂肪の分解がされやすい体を作っています。
このような体質では、同じようにカロリー制限をしても、脂肪の燃焼のしやすさや燃焼効率するかどうかは、大きな違いが生じることになります。要するに、糖質制限をしているか否かによっては、その効果と結果には大きな差がでてきます。糖質制限ダイエットで痩せる理由の一つでもあるというわけです。
脂肪燃焼させるグルカゴンの存在
糖質制限をすることで、太りにくい痩せやすい体になれるだけでも、ダイエットの効果は十分高いのですが、糖質制限ダイエットには、もう一つ優れた効果を生み出す秘密があります。
グルカゴンというホルモンの存在です。グルカゴンというホルモンは、インスリンホルモンとは逆の性質になります。血糖値が上昇すると、血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、一方のホルモンは血糖値が下がり、血糖値を上げるために分泌されるホルモンがグルカゴンになります。
相反する働きが逆のホルモンは、ダイエットにも大きく関わっています。先ほどのインスリンは、脂肪をため込み、そして脂肪の分解を抑制してしまうホルモンですので、ダイエットをする上では、困る効果になります。しかし、グルカゴンは、ため込まれた脂肪の分解をし、エネルギーとして消費をしたり、さらには脂肪を燃焼させる効果があります。この働きは下がった血糖値を再度上げるために、糖質からできた脂肪を分解して血液に糖質を与えるためです。
要するに、血糖値を下げる糖質制限ダイエットは、このグルカゴンの活躍が大きなカギを握っている訳なのです。
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